今回は「天気」に関連した英語のイディオムを紹介します。
rainやweatherという英単語が出て来ても必ずしも天気の話をしているわけではない、、ということがありますね。
日常会話でよく使われる英語イディオムばかりなのでぜひ覚えて使えるようにしましょう!
天気に関連した英語のイディオム
Under the weather
under the weatherは、具合が悪い時・体調が優れない時に使うイディオムです。病気などによる体調の悪さだけでなく、精神的に落ち込んでいたり、気分が優れない場合でも使われます。
feel under the weatherの形でよく使われます。
例文:
- I won’t be able to come to work today. I’m feeling a bit under the weather.
今日は出勤できません。ちょっと体調が悪いんです。 - He’s been feeling under the weather for the past few days, so he decided to stay home and rest.
彼はここ数日、体調がすぐれないので、家で休養することにした。
Every cloud has a silver lining.
Every cloud has a silver lining は、困難な状況や悪い出来事の中にも必ず良い面や希望があるという意味を表現しています。
直訳すると「すべての雲には銀の裏地がある」となります。
由来は17世紀のイギリスの詩人ジョン・ミルトンの作品『Comus』に遡ると言われています。
難しい状況に立たされた主人公が、逆境を乗り越えることによって希望と成長を見出すというストーリーが描かれる作品の中で、一時的な暗い雲の裏には輝く銀の輝きがあるというメタファーが使われました。
人に希望を与えるメッセージを伝えるために使用されることが多く、困難や挫折に直面した時に、「この苦境も必ず良い方向に向かう」という前向きな考え方を示すことができます。
- I didn’t get the job I wanted, but every cloud has a silver lining.
I have more time to focus on my hobbies now.
希望していた仕事には就けなかったが、どんな状況でも良い面があるものだ。
今は趣味に集中する時間が増えた。
Chase the rainbows
Chase rainbowsは、空想や非現実的な目標や夢を追い求めることを表します。
直訳すると「虹を追いかける」となりますが、実際には虹を追いかけることはできないことから、非現実的な目標や夢も実現することは難しいというメッセージが込められています。
例文を見てみましょう!
- Instead of pursuing a stable career, he’s been chasing rainbows as an aspiring actor.
彼は安定したキャリアを追求する代わりに、俳優志望として虹を追いかけている。 - She spent years chasing rainbows, trying to become a famous singer.
彼女は有名な歌手になるという夢を追いかけて何年もの間過ごしてきた。
Come rain or shine.
Come rain or shineは、「どんな状況でも」という意味で使われます。
どんな天候や状況であっても、何が起ころうとも、確実にやるという意味を表し、直訳すると「雨でも晴れでも」となります。「良い時も悪いときも」という意味ですね。
よく英語の歌詞にも出てくる表現ですね。
- I’ll be there for your performance, come rain or shine.
私は何があってもあなたのパフォーマンスのためにそこにいます。 - They have been friends for years, supporting each other come rain or shine.
彼らはどんな時でももお互いを支え合う、長年の友人だ。
On cloud nine
On cloud nine. は、非常に幸せで喜びに満ちた状態を表します。
直訳すると「第9の雲の上にいる」となりますが、これは高い喜びや興奮を感じていることを象徴的に表現したもので、「雲の上にいるくらい幸せな状態」というニュアンスになります。
- When he proposed to her, she was on cloud nine.
彼が彼女にプロポーズした時、彼女は幸せの絶頂でした。 - After winning the championship, the team was on cloud nine for days.
チャンピオンシップで勝利した後、チームは数日間、大興奮の状態でした。
Save for a rainy day
Save for a rainy day は、直訳すると「雨の日のために蓄える」となりますが、将来の困難や予期せぬ出来事に備えるためにお金や資源を節約しておくという意味を表します。
- I always save for a rainy day, just in case unexpected expenses come up.
予期せぬ出費に備えて、私はいつも雨の日のためにお金を貯めている。 - My grandparents always taught me the value of saving for a rainy day.
祖父母はいつもいざという時のための貯金の大切さを教えてくれました。
It never rains but it pours
It never rains but it poursは、直訳すると「雨が降るときは必ず集中的に降る」となりますが、意味としては、悪いことや困難な状況が一度に集中して起こることを指します。
悪いことが重なったり、不幸なことが複数連続して起こる場合などに使われます。
- I lost my job, my car broke down, and then I got sick. It never rains but it pours.
私は仕事を失い、車も壊れ、それから病気になりました。困難は集中してやってくるものです。 - Their business was already struggling, and then the pandemic hit. It never rains but it pours.
彼らのビジネスはすでに苦境に立たされていたのに、それに加えてパンデミックが起こりました。
悪いことは続くものです。
be snowed under
be snowed underは、多忙で手が回らない状態や、仕事や責任に圧倒されている状況を表現する際に使われます。
仕事などで時間や能力が追いつかず、圧倒されている状態を表現し、多忙で忙しい状態にあることを強調する際に使用されます。
- I’ve been snowed under with paperwork lately. I haven’t had a moment to relax.
最近事務仕事に追われていて、ひと時もリラックスする時間がありません - She’s snowed under with deadlines and meetings this week.
彼女は今週締め切りや会議で手が回らないほど忙しい
以前にこちらでも解説しているので、詳しくはこちらをご覧ください!
storm in a teacup
storm in a teacup は、小さな問題や些細なことに過度に騒ぎ立てたり、大げさに反応したりすることを指します。
直訳すると「ティーカップの中の嵐」となりますが、ティーカップの中に起こる嵐は小さいということから、それについて必要以上に騒いでいるというようなニュアンスになります。
- Don’t worry too much about their argument. It’s just a storm in a teacup.
彼らの口論についてあまり心配しないで。それは些細な問題に過ぎないよ - She tends to make a storm in a teacup over minor problems.
彼女は些細な問題に過剰に反応しがちだ。
A ray of sunshine
A ray of sunshine は、困難な状況や暗い気分の中で希望や喜びをもたらす人や物事などを表します。
直訳すると「太陽の光線」となりますが、比喩的なものとして使われます。
日本語だと「一筋の光」という言い方をしますが、まさにそんな感じですね。
- After a long and tiring day at work, spending time with my kids is like a ray of sunshine in my life.
長くて疲れた仕事の後、子供たちと過ごす時間は私の人生においてまるで一筋の太陽の光のようなものです。 - Her cheerful personality and positive attitude are always a ray of sunshine in our team.
彼女の陽気な性格とポジティブな態度は、いつも私たちのチームにおいて一筋の光のような存在です。
このブログでは他にも使える英語フレーズをたくさん紹介していますので、ぜひご覧くださいね!
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