映画を表す英語は
が最もよく使われますが、どちらが正解でしょうか?
もちろん、どちらも使われていますし、どちらも正解ではあるのですが、日常的によく使われているのはどちらでしょうか?
またこの2つの単語の使い方に違いがあるのでしょうか?
英語で映画を表す時には、movie や film が使われているのはご存じかと思います。
では、この2つはどちらがよく使われているのでしょうか?
また、使い方に違いはあるのでしょうか?
一般的には、movieはアメリカ英語、film はイギリス英語と説明されていることもありますが、実際はどうなのでしょう?
映画業界で定評のあるデータ・リサーチャーであるStephenさんの記事の中で地域による違いがデータ化されていました。
Google trendのツールを使って地域としてどちらのワードがよく使われているかを調べています。
その結果によるとアメリカ・オーストラリア・カナダ・ニュージーランドはmovieが圧倒的に多いことがわかります。
同じく映画大国のインドも movie。
イギリス・アイルランドはfilmも多いですが、ほぼ互角。
ヨーロッパはfilmが多い傾向(英語が母国語でないですが)
こちらを見ると英語圏ではおおむね、movieが主流なようですね。
イギリスでも今はfilmだけでなくmovieという言葉をよく使うようになってきているようです。
映画業界での使われ方については、先ほどと同じ記事の中で書かれていました。
記事によると映画業界(映画を作っている側)の人や映画関連のメディアなどでは、filmの方を好んで使っているようです。
英語で 映画監督を filmmaker と呼びますが、moviemaker はあまり聞かないですね。
また映画制作も film making と呼ばれることが多いです。
個人的な見解ですが、これには、次に説明する意味の違いと関係があるのではないかと思っています。
※ついでにこちらの記事もどうぞ↓
この二つはどちらも「映画」という意味になりますが、微妙な違いとしては、次のように言われることもあります。
たしかに、
Let’s go to see a movie!
このように言うと、「映画見に行こう」= 娯楽的な意味あい になりますね。
大ヒット英語 を mega hit movie と言ったり、ドキュメンタリー映画は documentary film というように、filmを使って表されるたりと、ちょっとしたニュアンスの違いがあるようです。
しかし、どちらを使ったら間違い、、、ということはありません。
あえて違いを挙げるとしたら、、、という程度で良いかと思いますが、上記のように微妙なニュアンスの違いがあることだけはわかっていると良いですね。
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元々、movieはmotion picturesの略でありアメリカのスラングだったものが定着したものです。そのため、アメリカでポップコーンを食べながら見る商業映画を元々はmovie と呼び、それに対してイギリスでは、より芸術的価値のあるものやその目的が強いものを filmと呼んでいたそうです。
そのために、film という方がなんかちょっとカッコいいというか、ちょっと上品というか、、、そういうところからも業界ではfilmの方がよく使われているのかな?と思ったりします。
私達が日常で使う場合は、movie で良いと思いますが、先ほど紹介したような例ではfilmが一般的に使われるということもあります。
このブログでは他にも映画に関する様々な英語を紹介していますので、ぜひご覧くださいね!
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