皆さんは子供の頃、兄弟姉妹のお古・お下がりを着ていましたか?
または、従兄弟や知り合いに年上の子がいたら、その子が大きくなって着られなくなったものをもらったり、反対に自分が着ていたものを年下の子にあげたり、、、ということはよくあることですよね。
私は弟しかいないので、自分の服を弟が着ていたという記憶はないのですが、近所の子供同士であげたりもらったりということはあったように記憶しています。
では、「お下がり」「お古」を英語ではどう表現するのか見ていきましょう!
お下がり・お古って英語でどう言うの?
a hand-me-down
最もよく使われるのはこちらの a hand-me-down (複数形:hand-me-downs) です。
この表現は、家族の誰かや親戚から譲り受けたものと言う意味になります。
年上の兄弟姉妹や従兄弟が身につけていたものだが、もう着ないようになり、それを譲り受けた、、、という意味になるので、古着屋で買った物は a hand-me-down とは言いません。
例 文
- The dress I am wearing now is my sister’s hand-me-down.
私が今来ているドレスは姉のお下がりです。 - All my clothes are hand-me-downs from my brother.
私の衣類はすべて兄のお古だ。 - I don’t wanna wear Karen’s hand-me-down !
カレンのお下がりなんて着たくないわ!
米国人のネイティブに確認したところ、家族や親族以外から譲り受けたもの以外ではこの表現は使わないということでしたので、友人や知り合いから譲り受けたものについては、次の表現を参考にしてみてください。
a second-hand
家族以外の人からもらったお古であれば、a second-handが最もよく使われるのだそうです。
a second-handは、いわゆる 中古 という意味になりますので、お店で買ったり、人からもらったりしたもので新品ではないものについては、こちらでOKです。
a second-hand clothe は古着という意味になりますね。
例 文
- The dress I am wearing now is my friend’s second-hand.
私が今来ているドレスは友人からのお下がりです。 - I bought some second-hand clothes for my kids.
私は子供たちのために古着をいくつか買った。
a cast-off
もうひとつ紹介したい表現が a cast-off です。
アメリカ英語では、この表現は少し特殊で、abandoned(放棄されたもの)というようなニュアンスがあるそうです。
cast-off clothesというように使われることがありますが、出所がわからない古着などを言う時に使うようです。
Cambridge Dictionaryでも調べてみましたが、
relating to things, usually clothes, that you no longer want:
と書かれていました。
つまり、先ほどのとは違って、より不要品的なニュアンスが強い感じがします。
- They recycles cast-off furniture for people in need.
彼らは困っている人のために不要となった家具をリサイクルした。
cast off は、元々 次のような意味で使われます
- 投げ捨てる
- 放棄する
- 脱却する
- (船が綱をほどいて)出港する
【例文】
- He cast off his clothes and went to bed.
彼は服を脱ぎ捨ててベッドに入った。 - I want to cast off old customs to be free.
私は古い習慣を捨てて自由になりたい。 - The ship is scheduled to cast off at 10.a.m.
その船は10時に出港する予定だ。
参考にしていただければ幸いです。