今日のテーマは
です。
アメリカ・バイデン政権は11月4日に100人以上を雇用する民間企業に対して、従業員に新型コロナのワクチン接種か、週1回の感染検査を受けさせることを義務化すると発表しました。
来年1月4日以降、従わない企業には罰則が適用されるなど、かなり強権的な姿勢を見せていて、これに対しては反発の声も多く上がっているようです。
「ワクチンの義務化」は英語でどのように表現されるのか、実際のニュース記事の例を見ながら紹介していきましょう。
ワクチン接種は vaccination ですね。
「ワクチン接種」に関連する英語は以前の記事でまとめていますので、合わせてご覧ください。
では、「義務」「義務化する」は英語で何て言うでしょうか?
和英辞書で調べると次のような単語が出てきます。
この3つはどれも 「法律や規則であるために、やらなければならないもの」という意味となり、日本語で言うところの「義務」というニュアンスに近いですね。
make を使って 「義務化する」を表す場合は次のようになります。
では、この3つにどのような違いがあるのでしょうか?
Marriam-Websterのサイトでネイティブのエディターの方が解説されていました。
概要を言いますと、3つの違いはどのような文脈でどれくらい一般的に使われているかという違いだそうです。
詳しくはこんな感じです。
- mandatory :最も一般的に使われるもので、3つの中では一番フォーマルではない表現だそうで、よく使われる言葉としては、madatory testing(必須試験), mandatory retirement(法定定年)などがあります。
- compulsory:mandatoryよりは一般的でないもので、compulsory education(義務教育)やcompulsory military service (兵役)などで使われます。
- obligatory : 最も一般的ではないもので、最もフォーマルな表現。口語ではほぼ使われないもの。
では、本題である「ワクチン接種の義務化」についてですが、英語のニュース記事を見てみると、やはり”mandatory”が使われていることが多いようでした。
いくつかニュース記事の見出しを例文として紹介します。
一方、今回のアメリカ政府が行うワクチンの義務化に関する英語のニュースを見てみると、
も使われていました。
requirements の定義をfree dictionaryで見てみると次のように定義されていました。
demanded in accordance with set regulation
定められた規則に基づいて要求されるもの
最後の文にある “mandate” ですが、こちらは「公式な命令」を意味します。
このブログでは他にも色々な時事英語を紹介していますので、ぜひご覧くださいね!
→時事英語
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