今日のテーマは、現在世界で大きくなっている人種差別運動のスローガンとなっている”Black Lives Matter”でも使われている matter という単語にスポットを当ててみたいと思います。
この ”Black Lives Matter” ですが、日本語では「黒人の命は大事だ」という風に訳されていますので、皆さんもご存じかと思います。
ですが、この文自体がどのような構造でそう訳されているかはご存じでしょうか?
このスローガンは、Black lives (名詞)+ matter(動詞の原型)です。
ここで使われているlives はlife(命)の複数形で、matterは名詞として「問題・事柄」のように使われることもありますが、ここでは、動詞として使われ、「重要である・大切である」の意味になっています。
というわけで、今回は、このmatter(動詞)を使った表現を見ていきたいと思います
では、matter(動詞)を使った基本フレーズを見ていきましょう。
日本語での意味は
シチュエーションに応じて様々な意味がありますので、その言葉を発する時のトーンなども意味に関係してきます。
触れ腐れた感じで言うと「どーでもいいよ」と相手に嫌な印象を与えてしまうこともありますので、声のトーンや言い方にも注意したいですね。
Cathy: Which one do you like? Green one, or red one?
どっちが好き?緑?赤?
David: It doesn’t matter. It’s up to you.
どっちでもいいよ。君次第だ。
日本語の意味は
こちらも日常会話のシチュエーションでトーンなども関係して色々な意味にとられます。
Cathy: Ken got engaged, but it doesn’t matter, right?
ケンが婚約したけど、関係ないわよね?
Peggy: What? It does matter to me! With who?
何ですって? 私には大問題よ。誰となの?
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ちょっとややこしいですが、Not that it matters. の場合は
it (ソレ)が、問題・大切なのではないんだよ。それはもう問題じゃなくて、、、という時や、それ自体ではなく、別のもの(こと)が重要だって言いたいんだよ、、、というような時に使われることが多いですね。
Peter: You don’t want me to go to the party, do you?
僕にパーティに行ってほしくないんでしょ?
Janet: Not that it matters. I am just worried a little.
それが問題なんじゃないわ。 ちょっと心配なだけよ。
いかがでしたでしょうか?
日常会話でよく使われる表現なので、しっかり覚えて使えるようにしたいですね。
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