「怒る」という意味を表す英語というと何が思い浮かびますか?
She is angry with me.
彼女、ボクのこと怒ってるんだ
angry がまず一番最初に浮かぶ英単語ではないでしょうか?
もちろんangryは「怒る」という意味の英語ですが、「怒る」を表す英単語やフレーズは他にも色々あり、それぞれ微妙なニュアンスの違いがあります。この記事では、英語での「怒る」の表現について紹介し、その使い分けについて考えてみたいと思います。
では、いくつかのテーマ別で「怒り」を表す英語を紹介していきます!
最も一般的に「怒る」と言いたい時に使える英語です。
“angry” は最も一般的で幅広く使われる表現です。
例文:
She was angry with her roommate for not cleaning up.
彼女はルームメイトが片付けをしなかったことに怒っていた。
“Mad” は “angry” よりもやや強い感情を表します。
例文:
He was mad at himself for making such a silly mistake.
彼は愚かな間違いをした自分に腹を立てていた。
“Upset” は軽度の怒りや不快感を表します。
例文:
I’m upset that my favorite show got canceled.
好きな番組がキャンセルされて腹が立つ。
イライラしたり、不機嫌な気持ちを表す「怒る」の表現です。
“Irritated” は軽度の不機嫌やいらだちを表しますが、比較的制御が利く怒りを意味します。
She was irritated by the constant noise outside.
外の騒音に彼女はいらだっていた
“Frustrated” は挫折感やイライラを表しますが、怒りよりも自己制御が利く傾向があります。
He felt frustrated when he couldn’t find his keys.
鍵が見つからなかった時、彼は挫折感を覚えた。
“Annoyed” は軽い怒りやいら立ちを表しますが、感情が比較的制御されていることが一般的です。
I’m annoyed that the meeting keeps getting rescheduled.
ミーティングが何度も予定変更されていることに腹が立つ。
次は自分で制御することが難しい激しい怒りについての表現を紹介します。
“Incensed” は、激しい怒りを表しますが、特に不正義や不公平に対する怒りを表します。
She was incensed by the unfair treatment she received.
彼女は受けた不公平な扱いに激怒していた。
“Outraged” は激しい怒りや憤りを表しますが、特に「不正」や「不公正」に対する道徳的な憤慨や不快感などに対して使われることが多く、それによって何か行動を起こすことにつながるようなイメージです。
The citizens were outraged by the corruption scandal.
市民たちは汚職スキャンダルに激怒していた。
“Furious” は非常に激しい怒りを表します。感情が怒りで完全に支配されている状態を示し、感情の揺さぶり・動揺が見られる場合が多いようです。
She was furious when she learned her partner had lied to her.
パートナーが彼女に嘘をついていたことを知った時、彼女は激怒していた。
最後は「先生に怒られた」「上司に怒られた」というようなニュアンスで「叱責する」という意味を表す英語を紹介します。
“Reprimand” は、上下関係がある場面での注意や叱責を表します。上司や教師などが、部下や生徒に対して行う場合が一般的です。
The boss reprimanded the employee for being late to work.
上司は仕事に遅れた従業員を叱責した。
“Scold” は口やかましい言葉で叱責することを指します。一般的に家庭や日常生活の中で使用され、特に親などが子供を叱ったり、ペットに対して使われるのが一般的です。
She scolded her child for not doing his homework.
彼女は子供が宿題をしていないことを叱責した。
“Chastise” もまた叱責することを指しますが、より厳しく、時には体罰的な意味合いも含まれることがあります。特に深刻な違反や重大なミスに対して使用されます。
The teacher chastised the students for their disruptive behavior.
先生は生徒たちの問題行動に厳しく叱責した。
ひとことで「怒る」といっても様々な表現がありますね。場面に応じた英語を使い分けられるようにすると良いですね。
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